アルカナ出版は、18世紀ヨーロッパ、スウェーデン国の科学者、哲学者、神学者エマヌエル・スヴェーデンボリのラテン語原典を翻訳し、出版・発行しているささやかな出版組織です。アルカナとは「秘密」や「秘儀」を意味し、私たちは真理を世に発信することを使命として活動しています。

悔い改めと信仰の道

アルカナ出版では月に一度、アルカナ友の会の集いをオンラインで行っています。今回は「悔い改め」というトピックを、アルカナ友の会の会員の方が提案してくださいました。

「人が悔い改めれば悔い改めるほど、罪が取り除かれ、罪が取り除かれればとりのぞかれるほど、罪が許されると、主は教えられました。・・・悔い改めこそ教会への第一歩だということです。」(真のキリスト教510)

アルカナ出版の集いでは、基本的に「牧師」的な存在の人はおらず、皆でトピックについて一人ずつ意見を語るスタイルです。(私はまだまだ知識不足なので聞き専です)

今回の集いでは、皆が素晴らしく参考になる意見を語ってくれました。その中で、一人の会員の方がご自身のストーリーをシェアしてくださいました。今回は、そのお話を紹介したいと思います。

沖縄戦を生き抜いた彼がたどり着いた信仰の道

彼は小学生のとき、沖縄戦を経験しました。戦火の中での子ども時代は過酷でしたが、彼はキリスト教の保育園に通い、讃美歌を歌いながらイエス様のことを学んだ記憶が残っているそうです。

成長するにつれ、信仰を意識することはなくなりました。しかし、東京の大学に進学したある日、学園祭で讃美歌が聞こえてきました。若い人たちが熱心に歌っている姿を見て、「今でも宗教に興味を持つ人がいるのだな」と感心したそうです。

そのとき、グループのリーダーが「讃美歌を聞いたことがある人」と尋ねました。彼は保育園の記憶がよみがえり、そっと手を挙げました。すると、驚いたことにリーダーがすぐに彼に声をかけ、キリスト教のサークルに招待してくれました。それが彼の信仰への再出発だったそうです。

サークルに通ううちに、彼は「自分はキリスト教についてあまりにも勉強しなさすぎた」と痛感しました。そして、もっと深く学びたいと思い、キリスト教の本が売られているという銀座の書店へ向かいました。

そこで偶然目にしたのが、新教会の『真のキリスト教』の上巻と下巻でした。しかし、その値段は600円。当時、ラーメンが一杯40円だった時代です。学生にとっては高価な買い物でしたが、「せっかく銀座まで来たのだから」と思い切って購入したそうです。

しかし、いざ読んでみると、内容は非常に難解でした。当時信徒であった池袋西教会の牧師であった金井為一郎先生のお話でも、スヴェーデンボリの名前は一切出てこなかったそうです。

時は流れ、その教授が亡くなり、彼は葬儀に参列しました。そこで、教授の親族が遺品の本を参列者に分けていました。ふと手に取ってみると、そこには何十冊もの新教会の雑誌が並んでいました。

「やっぱり先生もスヴェーデンボリを見つけていたのだな」と思ったそうです。

彼は衝撃を受け、その雑誌をすべて持ち帰り、貪るように読んだそうです。そして確信しました。「新教会こそが真理だ」と。

そして今も、彼は毎日学び続けています。さまざまな宗派を経験したからこそ、新教会の教えが本物であると分かったのだそうです。

人生の中で導かれるように再び出会った信仰。それは、長い年月を経て確信へと変わりました。

日本基督教団合同前の日本基督教会代表の準備委員 

後列左より,熊野義孝三吉務富田満小野村林蔵佐波亘浅野順一飯島誠太堀内友四郎、 前列左より,今村好太郎村田四郎金井為一郎,村岸清彦 Wikipidiaより引用

新教会の特徴と学びの道

新教会は、本当にキリスト教や宗教を突き詰めて真理を探し求めてきた人たちが行き着く場所なのだと感じています。本当のことを知りたいと願い、一生懸命に聖書を学んでいくうちに、さらに深い意味を知りたくなります。そして、その「解説」をしているのが新教会の教義なのです。

特に、宗教がタブー視されるような環境の中で、新教会は広告を出したり、道端で声をかけたりすることはありません。むしろ、宗教について真剣に考え、突き詰めた人たちが最終的にたどり着く場所なのだという印象を持っています。(私は幼児洗礼を受けた身ですが)

私もまだまだ勉強中ではありますが、新教会の教義は非常に難しく感じます。紹介した方のように、一人で学ぶのはとても難しいと思います。しかし、このような集いがあるおかげで、少しずつですが新教会の教義を学ぶことができています。

誰しも、人生の中で宗教に気付かされる瞬間があると思います。そのタイミングは人それぞれですが、その瞬間の喜びは計り知れません。

お問い合わせ

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